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センター試験(ちょっと裏話) [Life]

17日と18日の2日間、大学入試センター試験が実施されました。
不肖ながら私も試験監督として出勤でした。
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今回のセンター試験、志願者は約54万人。
この54万人が全国各地の試験場で受験します。

「すべての受験生が公平に受験できる」よう、
試験の進行に際して、
会場や監督ほかスタッフには非常に細かい実施要領が定められています。

少しだけ裏話を・・・。

試験教室内で受験生に対する指示内容は台本(セリフ)があり、
アドリブを入れることは問題の訂正や緊急の場合を除いて認められません。

試験が始まると、「試験監督は静穏な受験環境を保持すること。」と定められていて、
「靴音を響かせて歩いたり、必要以上に試験室内を巡回する」ことはできません。
試験が始まったら、試験監督は室内の隅でじっと椅子に座っているだけです。
当然のことながら、本を読んだり、携帯電話を触ることはできません。
(試験場に持ち込むことからNG。)
座って室内を見渡し、受験生の挙手等にすぐに対応できる態勢をとります。
私と同じ試験室の監督となった女性の同僚は「ヒールの靴だとうるさいかも・・・」と
音の鳴りにくい靴を購入したそうです。
私も革靴ではなく、ウォーキングシューズを履いていきました。

実施時刻および試験時間については、
秒単位での進行および厳密な試験時間確保が求められています。
(進行については、気象その他の要因で試験会場によって変更の場合があります)
スタッフは秒単位で時計を合わせ、複数の試験監督間で相互に確認しあっています。
昨年試験監督を担当した同僚は、
「ちょうど良い機会だ!」と電波式の腕時計を購入しました。
前述の通り、会話や移動はあまりできませんので、
試験室内での時間の確認は身振りやアイコンタクトになります。

などなど、まだ他にも・・・。
受験生ほどではありませんが、
試験の運営に携わるスタッフもかなりの緊張を強いられる2日間です。

中でも特に気を遣うのが、リスニングです。
↓は監督者に「操作習熟用」に配布されるもので、
昨年のセンター試験で使用されたICプレーヤ(背面が水色)です。
今年も同型で背面が黄色のプレーヤーが用いられました。
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リスニングは1日目の一番最後(18:05〜18:35)に実施されます。
試験監督者は午後の試験科目あたりから、
「咳き込んでいる」あるいは「鼻をすすっている」などの受験生をピックアップし、
その頻度が高い(他の受験生に影響が出る)ようであれば別室にて受験させることを検討します。

そしてリスニング開始。
17:35からICプレーヤー&メモリを受験生に配布、一斉に動作確認を行います。
動作不良の場合はすぐに予備の新品プレーヤーと交換です。
これまでに要する時間が15〜20分、
試験開始の18:05までの10分〜15分ほどは試験場内は静まりかえります。
(何とも言えない異様な(張り詰めた)雰囲気です!)

そして18:05、いよいよ試験開始。
リスニングの試験時間は30分、この間でICプレーヤーにトラブルが発生した場合、
「再開テスト」となり、対象の受験生はトラブル発生時点の設問から再テストとなります。
トラブルに対する対応要領はトラブルの内容ごとに細かく定められていて、
これを書き出すと大変なので省略しますが、
とにかく、トラブルが発生した場合、
試験監督者はトラブル対応要領に従い迅速に行動することになっています。

今回のセンター試験、約50万人がリスニングを受験しました。
ICプレーヤーのトラブルは約250台ほどだったそうです。

今年の250台のうちホントに不具合のあるICプレーヤーは50台程度と予想されます。

50万に対して50・・・、0.01%の割合です。
製品単体を評価すれば、
非常に優秀!、さすが日本(sony)製!と言えるでしょう。

しかし、
センター試験を「すべての受験生が公平に受験できる」ための試験とするならば、
たとえ1台でも不具合が生じることは許されないと思います。

受験生の立場になって想像してみると、
試験開始直後にICプレーヤーに不具合が生じ、
挙手して試験監督に申し出を行い再開テストが認められたとします。
対象者は、他の受験生の邪魔にならないよう退席は認められず
試験終了(約30分間)まで着席し続けなければなりません。
そして全体の試験が終了後、広い試験室に一人だけ残り、
新しいICプレーヤーで改めてリスニングを受験します。
センター試験で試験初日の緊張、
リスニングまでの科目を受験した体力消耗などを考えると、
再開テストになった受験生は他の受験生と同じ条件とは言い難いと思います。

そもそも、
「センター試験でリスニングが必要なの?」って思います。
「ゆとり教育」への批判や私の教育観を展開するつもりはありませんが、
今回のセンター試験はいろいろなことを考えさせられた2日間でした。

とにもかくにも受験生の皆さん、頑張ってくださいね!
4月に多くの皆さんと出会えることを祈って・・・。

↓TVでも放送中ですが、受験生応援KitKatです。
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